東芝テックのデータサービス推進担当、山木です。
今回は毎日様々なところで発生するデータに対して「ビジネスに繋がるデータ活用は何か?」について考えてみました。記事を読んでもし一緒にデータビジネスを考えて頂ける方がいましたらぜひページ下のバナーよりご連絡お待ちしております。
目次
・私の扱うデータの変化
・ビジネスにつながるデータ活用事例
■ 私の扱うデータの変化
東芝テックに私の所属するデータサービス推進室ができて早くも半年が経過しました。私はそれまでデジタル複合機のデジタル回路の設計を担当しており、“データ”と言えば“画像データ”でした。
その“データ”が一変して“POSデータ”や“販促データ”、“オフィスデータ”など様々な“データ”に触れる機会が増え、“データ”といっても今までのような決まったルールに基づき機械的に処理を行う“データ”から人の行動の結果として発生する“データ”へと変化しました。一定ルールに基づく機械的な“データ”であればその処理や活用にもルールがあります。
例えば「この“データ”がきたら別のこういう“データ”に変換する」といったように処理する内容は明確で、活用する場面を想定したものとなります。一方、人の行動から発生する“データ”は当たり前のことながら人それぞれ同じものにはならず多種多様。そこから傾向を掴むことはできますが「必ずこうなる!」といった確約できるものではありません。
しかし、現在はこのような“データ”を“ビッグデータ”と呼び活用に向けた取り組みが日々進んでいます。私も様々な“データ”をより良い社会へと生かすべく悩みながらの日々を送っています。
■ ビジネスにつながるデータ活用事例
そこで今回はデータ活用が進んでいるものってどんなものなのか、業務として目にする“データ”とかけ離れた視点で見てみようかと思います。 まず、データ活用って日々の生活の中でどのようなところで行われているのか考えてみました。真っ先に思いついたものはApple Watchを代表としたウェアラブル端末です。活動量や心拍数からその日の健康状態などを可視化し、通知してくれます。
しかし、この“データ”の主な活用は所有者へのものであり、ビジネスとしてお金につながる活用はないか・・・。 週末何気なくサッカーの試合を観ていてふと気づきました。
少し昔になりますが、バレーボールのコーチがiPadを片手に選手に指示を出している姿が有名になりましたが、スポーツにおけるデータ活用は非常に進んでいる分野です。しかも、野球、サッカー、バスケットなどのメジャースポーツでは選手1人の移籍に数十億〜数百億円のお金が動く市場です。 自分の幼少期はまだ根性論が残っている時代でしたので結果が出ないのは「気合いが足りない」、「練習量が足りない」など何の根拠もなく、とにかく“頑張る”の時代で、“データ”と関係しないものでした。 それが最近ではスポーツを観戦すると所々で様々な“データ”が瞬時に出てきます。
サッカーを例にすると、各選手の走行距離、スプリント回数、エリア分布などとなりますが、これはどのように取得している“データ”なのでしょうか?それはシュート、ドリブル、パスなどといったボールを持った特定選手の動きを手動でデータ化したものと、全選手の動きをカメラでトラッキングしデータ化した2つの“データ”を紐づけることで実現されているそうです。
これによりある特定選手がシュートを打った時、周りの選手はどのように動いていたのかが分かり、このような瞬間的な“データ”を時系列に繋げることで、試合の戦術分析のほかにも、選手一人一人の疲労度を知ることができる“データ”となるようです。
選手一人に大きなお金が動く世界で選手の怪我は経営的に致命的なものと繋がるためそれを防ぐための“データ”として非常に価値が高く需要が出ます。
“データ”はそれ単体ではほとんどの場合価値のないものですが、スポーツ業界のような活用が出来れば価値が生まれ、大きなビジネスになります。その価値を生むために日々業務に取り組んでいます。
我々東芝テックと一緒にデータビジネスをお考え頂ける方はぜひホームページより連絡お願い致します。
0コメント